講演概要

6月14日(木) 14:30-15:50

CB-06

デジタル化するB2Cビジネス
~取引は what you have から who you are へ~

  • 概要
    IoTやBig Data、AIなどのデジタルテクノロジーの登場は、経済活動における「取引」のあり方すら変えつつあります。キャッシュレスによる「取引のデジタル化」は、時間と空間を超えるトランザクションを実現するとともに、個々の売買やサービスの提供時に、Big DataやAIに基づくデータの即時参照を可能としました。これによって、モノやサービスの提供の仕方、あるいはビジネスの構造までもが変わっていく可能性を秘めています。

    たとえば、従来の市場では、個人を特定せずに貨幣の価値だけで取引を行う“what you have”型の取引、すなわち「匿名取引」が主でした。一方で、デジタル化による「データ参照型の取引」では、個々人を特定し、属性や信用に応じて取引を行う“who you are”型の「顕名取引」を可能にします。このことは、従来型の大量生産・大量消費の経済モデルから、顕名取引を前提とするパーソナライズ型の新しいビジネスモデルへの移行を促します。

    顕名経済では、デジタルテクノロジーによって収集・蓄積・分析し得る様々な情報(デジタルクレジット)に もとづいて、個客に応じたパーソナライズドサービスが提供されます。中国 Alipay が提供する『麻芝信用』など、個客の信用スコアに基づいたさまざまなサービスは、その典型例です。また、デジタルテクノロジーの発展・浸透は、より自然かつ無意識の購買活動を可能にします。『Amazon Go』が示すように、近未来には、「決済・支払いを意識しない、モノの購入やサービス」が広まることが期待されます。

    本セッションでは、先進事例を分析しつつ、デジタル化による「取引モデルの変化と、顕名経済を前提とするビジネスモデルのあり方」について考えるとともに、貨幣経済の将来について考察します。
    ● デジタルがもたらす取引モデルの変化とは
    ● 「交換」の市場から「つながり」の市場への構造変革
    ● 「匿名取引」から「顕名取引」へのシフトとビジネスモデルの変化
    ● 「信用」に基づく経済モデルの登場とビジネスへの影響
    ● 著書「信用の新世紀 ? ブロックチェーン後の世界」から考える貨幣経済の将来
  • 講演者
    ■チェア
    中川 郁夫
    (株)インテック/大阪大学
    プリンシパル/招聘准教授 博士(情報理工学)
    ■スピーカー
    斉藤 賢爾
    慶應義塾大学SFC研究所
    上席所員
    ■スピーカー


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